| ドイツ美術館 |
| ミュンヘン、芸術の家での体験 Y.Kさん(2008年4月出発) |
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私の12カ月のワーク&カルチャーインターンは、前半の5か月を、ミュンヘンの芸術の家(Haus der Kunst) で過ごしました。週5日、午前9〜10時から17〜18時という形態で研修しました。
はじめの1か月は、5月末にスタートした展覧会を担当している学芸員のもとで、展覧会の模型作りをしました。担当の学芸員は、カタログ作り、作品貸借のやりとり、展覧会のための情報収集などでモデル作りに時間が取れないのは言うまでもなく、約100作品は、両手に収まるくらいの絵画から、6×8mの巨大なものまでと、大きさの幅が広いため、その展覧会のためにモデル作りは非常に重要でした。自分で、モデルの材料を調達しに行ったり、何度も展示される空間に足を運んで、通路や非常口の寸法を測ったり、また照明の大まかな設計図も作りました。 模型作りの課題を終えた後、学芸員のもとを離れ、企画部に配属となり、そこの部署が結局、私の芸術の家での研修終了までの職場になりました。企画部は、常に大量の仕事がある場所で、作品の貸借手続きや保険契約の完了、作品輸送の手配、展覧会の準備・解体作業の計画と指示といったことをすべて扱うところです。私はまず、モデルを作った展覧会で展示される作品のデータ入力をしたり、実際に作品の展示にも携わったりました。様々な所から、作品の所蔵先の修復家や芸術の家での契約社員の人たちと協力しながら、約10日間かけて、作品展示を行いました。 その一方で、9月、11月から始まる二つの展覧会の作品データ入力、また11月から始まる展覧会の作品管理をすべて任されました。同僚の人と一緒にギャラリーや作品貸借先に赴き、作品を受け取りに行き、所蔵庫へ運びます。展覧会担当の学芸員によるリストをもとに、運んできた作品のチェック、作品の大きさの測定と撮影をし、それが終わると、職場で最終的なデータを入力しました。 研修の最初のころは、与えられた課題をゆっくりと着実にこなそうと努めると同時に、ドイツ語やドイツでの生活に慣れるのに苦労しました。その後は、与えられる仕事が増えるとともに、それに対する責任感も加わり、最後の3か月はあっという間に時間が流れ過ぎて行きました。そんな濃厚な時間の中でも、展覧会がどのように企画され、一つの作品が所蔵先から展示空間に運ばれ、展覧会が終わるとまた元のように梱包されて持ち主のもとに返る、この一連の流れが自然と学べました。それも、パソコンの前に座っているだけでなく、実際に体を動かして、現場の人たちと一緒に転じ、解体作業を行ったからではないかと思います。自分が作品管理を担当した11月の展覧会準備のために、時々ミュンヘンに足を運び、展覧会のオープニングを実際に目にするのが楽しみです。 |