英国美術館研修
 体験談 A.Aさん(2007年4月から12ヶ月間研修) (iiP提供)
私のいるチェルトナムは、コッツウォルズ地方にありながら周りの村とはちょっと雰囲気の違ったお洒落な町です。 イメージカラーはミルク色。ミルクティー色、ミルクココア色、カフェ・オ・レ色、クリーム色、、、、白壁に鉄格子細工の黒が映えて、ハンギングバスケットの花々が目に楽しい町です。 ショッピングには事欠きませんし、コッツウォルズの村へのアクセスは抜群ですし、なかなかいい町だと思います。 美術館での仕事はかなりエキサイティングです。 しょっぱなから収蔵庫(美術館の心臓!!!)に入って、200年も300年も前の油絵を持って動かし回ったり、今にも破れそうなスケッチや水彩画をスキャニングしたり、考古学的なリストを作ったり、古い古い資料類を整理したり、子供たちのための美術館ツアーのお手伝いをしたり、美術館内のミーティングに顔を出したかと思えば、サウスウエスト中の美術館学芸員が集まるファイナンシャルな会議に出席するべくブリストルまで行ったり、、、改めて書くと盛りだくさんですね。 チェルトナム市職員専用のメールアドレスもいただきました。。肩書はCOLLECTIONS ASSISTANT。それだけ責任も重いので緊張して疲れますが、、わくわくしながら日々過ごしています。 美術館のスタッフの方々は皆さんとても親切で、私の拙い英語にも優しくつきあってくれます。 美術館には私とほぼ同年齢の女の子もアルバイトで働いていて、仕事帰りに一緒にショッピングに出かけたりして仲良くしています。 今週は開館100周年セレモニーがあるので、またまたエキサイティングな週になりそうです。 (2007年6月)

チェルトナムに来てはや1ヶ月ほど経ちました。 先月は美術館の100周年セレモニーがありました。学芸員がコスプレをして登場するなど、日本では考えられないイベントが盛り沢山で、いい経験をしました。 私の知っている日本の美術館とは違って、ここでは学芸員から受付担当、清掃係までみんながみんなの顔を知っていて仲良くしています。皆さん目があう度ににっこり笑って"HELLO!"といってくれるので、私もすんなり溶け込むことができました。 美術館では引き続き水彩画/版画/素描のスキャニング(データベース用と、出版用)や、考古学/装飾芸術関連資料のリストアップを主にさせていただいています。 そのほかにも、臨時で他の学芸員さんのお手伝いが入ることも多々あり、毎日本当に刺激的です。 例えば、昨日は視覚障害を持った方たちのワークショップのアシスタントに入りました。普段なら言葉が不十分でも身ぶり手振りでなんとか伝えられるものも通用しないので、かなり苦労します。でも相手もそれを察してくれ、私が逆にフォローされる場面もありました。 日本文化の紹介としては、"ミュージアムテイクアウェイ"のお手伝いがあげられます。これは、図書館の美術館バージョンみたいなもので、それぞれ"19世紀の子供の遊び"、"石器時代の生活"、、、等々それぞれのトピックごとに分けられた箱を学校やその他機関などに貸し出すサービスです。 そこで、今回は"日本の宮殿"という題目でひな飾りを組み立てました。これは、ドールハウスの文化を持つイギリスの人たちにとっては本当にInteresting!だったようでした。 今月末には、M.コックリルというアーティストの"LOOKING EAST" という展覧会が始まります。"EAST"というのはずばり日本のことで、このアーティストさんは日本の書道に深く傾倒しているそうです。またなにか面白いお手伝いが入りそうな予感。 (2007年7月)