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米国教育実習(モンテッソーリスクール)

 海外研修体験談 西田さん (大阪大学文学部学生 )   

  • モンテッソーリスクールで教える (1)

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モンテッソーリスクールで教える (1)

私の研修先の学校は、全校100人あまりの小さな学校で、モンテッソリという考え方にのっとった私立学校です。2〜3学年にわたる、異なる年齢の生徒でひとつのクラスが成り立っていて、一人ひとりが個別に1日のうちにこなすべき課題を持っているため、日本で一般的な一斉授業はほとんど行われていません。日本の普通の学校とは授業のスタイルも教師のスタンスも大きく異なるので最初は戸惑いましたが、クラス担任の先生方と話し合い、今は子どもを何人かのグループに分けて私のところへ送ってもらうスタイルを主にとっています。もう少し慣れて余裕が出てきたらしっかり授業案を練って、一斉授業にも挑戦しようと思っています。

私は週に1度ずつ、7つあるすべての教室に顔を出すことになっています。7つのうち1つは保育室のようなところなので、実質6クラスですが、子どもの年齢によってできることも変わってくるので、なかなか準備が大変です。中でも一番苦労しているのが日本語の授業です。日本にいるときはどのような文化の紹介をするかということばかりに気をとられていたため、語学に関してはほとんど準備も心構えもしていなかったのですが、ミドルスクールの子達に本格的に言語を教えることになったため、日夜プリント作りに励んでいます。今、最善を尽くすのは当然のことですが、事前にもっと学校と連絡を取って、どんなことが要求されるのかを知り、準備しておけたらなお良かっただろうと思います。

語学以外では、小学校の子たちに折り紙を、保育園〜幼稚園の子たちには日本の遊びと、日本語での数の数え方を教えています。小学生に発音の間違いを指摘されたり4歳の子ども(!)に文法の間違いを指摘されたりしてちょっと落ち込むこともありますが、現地の人は全員先生だと思ってがんばっています。

10月の末にはハロウィンが、11月の中旬にはサンクスギビングがあり、ホームステイ先の隣家には日本のクリスマス並みのデコレーションがされて見るのがとても楽しいです。サンクスギビングが終わるとおそらくクリスマスのデコレーションが見られると思いますし、学校でも季節のイベントに合わせた作品づくりなどをするので、日が経つのが待ち遠しい今日この頃です。

Episode :  こっちへ来てもうじき1ヶ月、困ったことのほとんどは言葉がらみのことなのですが、生活する中で驚いたことももちろんありました。そのひとつが、お弁当についてです。我が校ではお昼にお弁当を持ってくることになっているのですが、それがものすごく自由です。チップスにディップソース、ジュース、ゼリーなどという取り合わせでも、誰にも怒られません。チョコレートやチューイングガムなどのキャンディやスナックも自由に持ってくることができます。また、お弁当を持ってこられない日には学校が注文してくれるランチボックスが3ドルで買えるのですが、メニューにほとんど野菜がありません。スパゲティ、ハンバーガー、ホットドッグ、チーズホットサンド、ピザ…たまに食べるには響きも素敵なものばかりなのですが…インターンの私は当初、毎日このランチボックスが支給されることになっていたのですが、これでは体重増加は免れないと思い、普段は自宅から昼食を持参するので必要なときだけ申し出ることにしてもらいました。また、ここにはお弁当箱という概念が全くありません。サンドイッチもプレッツェルも、野菜や、時にはフルーツさえ、ジップロックの袋に無造作に入れるのが主流です。今ではもう慣れましたが、最初はかなり戸惑いました。

でも、異国の地に来れば戸惑いや驚きは当然のもので、むしろ楽しむべきものだと今は思います。次はどんなショックに見舞われるのか、少し怖いような気もしますが、楽しみです。(2005年11月14日)

モンテッソーリスクールで教える (2)

私がスクールインターンの研修生として働いているのは、フロリダにある生徒数100人余りの小さな学校である。モンテッソリという独特の考え方にのっとった私立学校であるため、教壇と黒板・並べられた机という典型的な教室の形はとっておらず、授業も講義形式ではなく各自が別々にその日あるいはその週に課された課題をこなすことになっている。生後12ヶ月の赤ん坊から12、3歳の中学生まで幅広い年齢の子どもがおり、教室の数は7つ、私は週に一度ずつ全ての教室を回ることになっている。
 小学生の教室を中心にこれまで授業で扱ったこととしては、折り紙、ちよ紙工作、書道、紙芝居、絵本の読み聞かせなどが挙げられ、幼稚園未満の子どもと共に作業するときは難易度を下げたり手助けしたりして、出来る限り彼らが楽しめるように工夫している。中学生の教室では日本語を教えている。ローマ字一覧表から始め、ひらがなの読み書きを最近学習し終えたところである。残りの期間ではゲームなどを交えて今まで学習したことを反復学習すると共に、会話の練習を取り入れたいと考えている。学校のスタッフは事務員を含めて25人余り、教員免許を持っているのは各教室に一人足らずで、スタッフとして働いている保護者もいる。スタッフも子どもも保護者もほとんどがお互いの顔を知っていて、学校全体がひとつの大きな家族のような雰囲気であるため居心地はとても良い。
  私自身については、speaking及びlisteningの能力向上が今までに引き続き一番の課題であり目標であると言えよう。将来英語教員として教壇に立ったときにこの研修を通して知ったこと・感じたことを生徒に語れるよう、習慣の違い・言葉の違いをしっかりと感じ心に留めておくことも課題のひとつである。学校でも滞在先でも出来る限り人と話す機会を持つよう今まで以上に心がけ、残りの期間も精一杯充実させたいと思っている。(2006年1月20日)